A.改ざんを防ぐための数字や金額の書き方、 字句の訂正方法などを知っておきましょう。

届け出文書の書き方

筆記具等 黒のボールペンを用い、書体を崩さず、丁寧な楷書体で書く
数字
  • 縦書きのときは漢数字、横書きのときは算用数字が基本
  • 登記申請書、契約書、遺言書などは、改ざんを防ぐため、 重要な数字部分には、「壱、弐、参、拾、百、千(肝)、 萬、億」などの多角漢数字を用いるのが原則
金額
  • 算用数字の場合は、数字と数字の間に数字を書き加えられる ことのないように、3桁ごとを(,)で区切る
  • 金額の最初には「¥」、末尾に「-」をつける
  • 漢数字の場合は、単位を入れながら多角漢数字を用い、 金額の頭に「金」、末尾に「円也」を書く
住所 略さず正式表記で書く
  • 横書きは「3丁目22番1号」
  • 縦書きなら「三丁目二十二番一号」
日付 必ず自署で記入
字句の訂正
  • 間違えた字句は訂正する文字を2本線で消す
  • 正しい字句を書き加える →横書きの場合はその上の行間に →縦書きの場合はその右の行間に
  • 加除訂正の文字数を「○○字削除○字加入」と書き、 その上に押印する →横書きの場合は左の欄外に →縦書きの場合は上の欄外に
  • 字句の削除のみの場合は、間違えた箇所を2本線で消し、 行の欄外に「○字削除」と記入して押印する
  • 加入のみの場合も同様の要領で記載・押印する
  • 遺産分割協議書などの場合は全員が押印する
  • 押印する印鑑は、署名押印の印鑑と同じものを使う