いつつの将棋駒といえば、第74期名人戦第3局で実際に使用された駒なのですが、こちらは「錦旗(きんき)」と呼ばれる書体で記されています。 駒づくりは「錦旗」で始まり「錦旗」で終わるというくらい、将棋駒界の中では最もよく知られ、最も親しまれている書体であるといえます。 江戸時代のお城将棋などで知られる将棋三家の一つである大橋本家に伝わる後水尾天皇の書を、「近代将棋駒の祖」と呼ばれる豊島龍山が筆写し … 将棋の里・天童市で伝統工芸の将棋駒の製造販売店です。1947年創業の将棋駒の専門店・国産薩摩黄楊を使用した高級感のある将棋駒をお求めやすい価格で幅広く取り揃えております。 ∇花∇【幸水】作 錦旗書黄楊柾杢盛揚将棋駒 余り歩 駒箱付 17 ~商品詳細~ ~状態/サイズ~ ~お取引につきまして~ ~発送につきまして~ 本物保証! 【幸水】作の錦旗書黄楊柾杢盛揚将棋駒です。 赤みのある上質な黄楊を用いて、盛揚の錦旗で構成された上等な仕 将棋駒の通販・販売/将棋盤の最高峰として古くから愛される、本榧一筋40年の前川榧碁盤店。本榧将棋盤をはじめ、将棋駒・駒台など、本榧専門店ならではの品揃えで将棋用品が充実! 水無瀬3. 将棋駒 黄楊 見分け方 代表的な書体として、※なお、錦旗(きんき)について、プラスチックの駒やスタンプ駒、印刷駒などの普及品は工業的に生産されるが、一般的な彫り駒は駒師とよばれる専門職人の手作業によって工芸的に制作されている。 薩摩黄楊柾目を用いた勇心作の鳴隺の高級彫駒です。ホリコシは天童将棋駒の専門店として将棋駒・将棋盤・その他将棋関連商品を製造・販売しております。 勿論、既に駒をお持ちの方も参考にして下さい。 基本的な駒のお手入れ方法 駒(特にツゲ材のもの)は元来、木の持つ油分がありますから、基本的には柔らかい布(手拭など)で乾拭きをします。 将棋駒を職人の手造りにより製造し販売。他にも駒木地、根付けの販売も。職人たちが集まったショップ構成により製造直売にて販売。一般的な碁盤店と比較して大変お求めやすい価格で提供。 静山師独特の筆の入り方が柔らかく、清楚な駒字が好印象で描かれています : 静山師独特の筆の入り方が柔らかく、ゆったりとした駒字に仕上げっております。 御蔵島産黄楊将棋駒. 将棋駒 御蔵島黄楊銘駒 錦旗 晴月作の通販・販売/将棋盤の最高峰として古くから愛される、本榧一筋40年の前川榧碁盤店。本榧将棋盤をはじめ、将棋駒・駒台など、本榧専門店ならではの品揃えで将棋用 … 本黄楊の将棋駒。中彫です。玉将に「天心」の銘があります。駒地自体の出来が大変よく、極めて美品です。指し味も駒音も上々で、普段指しであれば十分です。駒箱は全体に広がる杢目が見事な槐(エンジュ)で出来ており、これもまた極めて美品です。 将棋愛好家の多くの方が、いつかは手にしてみたいと憧れる、貴重な虎斑の御蔵島産本黄楊高級盛上将棋駒 煌びやかな御蔵島産本黄楊虎斑木地に躍動感ある菱湖書体で丁寧に漆を盛上げ、丹念に仕上げられ … Copyright© I-tsu-tsu Co. Ltd. All Rights Reserved. 閲覧ありがとうございます。自分は将棋を指す時に盤と駒を使っているのですが、使用している駒と盤の材質が最近気になります。駒はオークションで購入し、盤はリサイクルショップで購入しました。駒は大王作の上彫りだというのはわかるの 8月9日、弊社が所有する第74期名人戦第3局の将棋駒の製作者である、「掬水」こと桜井和男さん(以下掬水さん)に、将棋の駒づくりについてお話をうかがいに行きました。, なお、今回の取材では掬水さんの息子であり、掬水さんと同じく将棋駒職人として活躍される「淘水」こと桜井亮さん(以下淘水さん)にもご同席いただきました。, 掬水さん:「1本の木を、何枚かの四角い形の板材に製材したものを仕入れ、短いもので4・5年乾燥させます。乾燥させた板材を、今度は四角形から五角形にします。板材は3種類あり、玉将などサイズの大きな駒をつくるもの、金将銀将などをつくるもの、歩や香車など小さな駒をつくるものがあります。例えば王将の駒をつくる途中の段階で木地(将棋駒の土台となるもの)にシミが入ったり、年輪が荒っぽくなるようなことがあれば、金将・銀将用として使用します。なので、将棋の駒は相手と自分の分を合わせて全部で40枚あるのですが、1組の将棋駒をつくるために、大体50枚くらいは板材を用意しなくてはならず、それらの中から必要な枚数分粗組みをしていきます。」, 掬水さん:「1組の将棋駒をつくる上で最も苦労するのは、色目や模様、柾目(木材の縦の模様)において統一感のある木地を駒の枚数分揃えるということです。用途により質的に求められるレベルは変化します。プロ棋士の対局などに使われる駒になってくると、かなり要求が高くなります。そのため、木地が50枚あっても納得いく粗組みができず、何度も木地を入れ替えることもあります。もちろんこうした統一感にこだわらず製作される駒もありますが、それらは単価が安い分、駒の模様が混在してしまいます。」, 彰子:「そうなんですね。今まで将棋の駒は金太郎飴のように1本の木材からいくつも切り出されているのかと思っていたのですが、そうではなく、駒一つ一つの木地が選ばれているわけですね。」, 掬水さん:「みなさん既に1組の将棋駒として組まれたものしか見ていないので、その前の段階を想像できる人はあまりいません。」, 掬水さん:「天童市内で木地選びから盛り上げ(将棋駒の文字の部分に凹凸を出すこと)までするのはうちだけです。しかし、現在では職業として将棋駒をつくる私たちのような職人以外にも、愛好家と呼ばれる人たちが全国にもいます。」, 掬水さん:「これは、仲間と一緒に、天童で質の良い駒を作ろうとの思いで、仲間と作ったものです。将棋駒は本来将棋をするための道具です。かつて、いい駒の見分け方について『10年、20年使ってはじめてそのものの良さが分かる』といった人がいました。昔の日本にはちゃんと道具を使い込むことで生まれる変化を楽しむという文化があったんですよね。日本には昔から飴色と呼ばれる色がありますが、これは将棋の駒をはじめとした白木の道具が使い込まれることで生まれる色合いです。私なんかは飴色に変化している駒を見て、『駒が大切につかわれているなぁ』と実感したりするのですが。」, 彰子:「確かに何年も大切に駒を磨いていると駒の色合いが変わってきて、それが味わい深かったりしますよね。」, 掬水さん:「正解はからぶきです。洗いざらした木綿の下着なんかが特にいいんですよ、笑。実は白木製品の加工品にツヤを出す場合、日本では伝統的にイボタロウムシと呼ばれる貝殻ムシを使うことが多いんですよ。イボタロウムシは紅葉の木などによくついてる小さい貝殻のようなものなんですが、殻を割るとその中が綿のようになっていて、そこに養分のようなものが含まれているんです。」, 掬水さん:「少し話が逸れましたが、現在では将棋の駒を道具として使わなくなった分、駒の磨き方をはじめとした道具の扱い方がわからないという人が多いように思います。例えば、将棋の駒の原料となるつげの木は非常に硬い木材ですが、将棋の駒の形は全て角で成り立っているため、乱暴に扱えばすぐに壊れてしまいます。また、爪を長く伸ばしているだけで、表面に傷が入ってしまいます。今後、名人戦の盤駒を子どもたちに使ってもらうということですが、日頃から将棋を指さない子どもたちは、将棋の駒の扱い方を知らないんですよね。その一方でプロ棋士の方たちは、対局で何度も駒を使っているので、駒に手を添えてゆっくり盤の上に置いたり、きちんと数を確認してから駒を駒箱にしまったりと、とても丁寧に駒を扱います。そうした意味でも、ただ名人戦の盤駒を使うというだけでなく、プロの人に、扱い方も一緒に教えてもらえるというのは、教育という面でとてもいいことに思えます。」, 彰子:「いつつのイベントでは、いつも私が和服を着て駒箱から駒を出すところから将棋の所作を子どもたちに見てもらうようにしています。すると不思議なことに、子どもたちは私が畳の上に座った瞬間から静かになり、所作の一つ一つを真剣に見てくれて、その後駒を乱暴に扱う子はいないんですよね。」, 掬水さん:「今の若い世代の方は、工業製品で育っているので、漆の食器や鉄器といったものをほとんど使わないですし、着物なんかもハレの場面でしか着ないですよね。なので、職人の手作業により同じものでも1つ1つ違いがあることや、使い込むことにより生まれる道具の変化というものをあまり良しとせず、均一・均質なものを好む傾向にあります。子どもたちには、日本の伝統的な道具をとっつきにくいものではなく、新鮮なものとして受け止めてほしいと思います。」, 掬水さん:「小学校では伝統産業の授業の一環として駒づくりについてお話ししています。私は将棋の指し方ではなく、ものづくりの観点で子どもたちに将棋駒を伝えていく立場になるので、授業では、つげの木材に穴を開けたものをキーホルダーのようにして、サインペンで『王将』という文字を書いてもらったりしています。実際に木に触れてもらい、何かを作ることで、子どもたちに将棋の駒に親しんでもらいたいと考えています。」, 彰子:「今日もいろんな駒を見てきましたが、やっぱりつげの木はどこか温かみがあっていいですよね。」, 掬水さん:「しかし、伝統産業であるにもかかわらず実は天童市は、40年くらい前まで駒を量産することに重点を置き、プロの対局で使用されるような質にこだわった駒をほとんど作っていなかったんです。そこでその頃から、私もそうなんですが、天童でもタイトル戦で使われるような駒を作ろうではないかと考える職人たちが数名出てきました。初めて天童の駒がタイトル戦で使われたのは昭和55年の王将戦です。」, 彰子:「弊社で所有する掬水さん作の名人戦の駒は、細部にまでこだわられた非常に素晴らしいもののように思います」, 掬水さん:「1年前に、将棋連盟から依頼をいただき、全国中学生将棋選抜選手権大会の名誉総裁である彬子女王に将棋の駒を献上しました。彬子女王ご自身が日本の伝統文化に造詣が深く、また、将棋も指されるということだったので、献上日当日は、説明役として私も市長に同席しました。駒師とは黒子のようなもので、将棋を指す人のために日ごろ駒を作っているので、彬子女王に献上など恐れ多いことだったのですが、自分自身にとって、とてもいい経験になりました。」, 掬水さん:「国から伝統文化の指定を受け、天童の将棋の駒を地場産業として進歩させるために彫り駒の育成講座を行っています。現在の受講生は9名で、9名のうち5名が女性、年代としては20代後半から40代になります。受講生の方には最初から専門職を目指す覚悟で講座を受講してもらっています。みんな熱心に取り組んでくれています。」, 掬水さん:「駒専門店の後継という方が2名いますが、あとの方はみんな将棋初心者です。駒の素材として何が使われているのか知らないという人も数名いましたよ。そういった人たちは将棋に関わる仕事がしたいというより、伝統的なものづくりをしたいという思いで受講されています。しかし問題なのは、どういう思いで駒職人になろうと思ったのかではなく、若い世代の人たちがなかなか駒づくりを覚えるための時間が作れないということです。20代後半から30代といえばまだまだ子どもが小さくて家庭がとても忙しい時期ですので。」, 彰子:「後継者育成講座ができるまでは内弟子という形で駒づくりの技術を伝えていたのですか?」, 掬水さん:「私が駒づくりを始めたのは昭和46年ですが、内弟子という形を取っていた最後の年代だと思います。それでも、半年通っただけでしたが。現在では、インターネットがあり駒の作り方などが色んなサイトで公開されているので、内弟子をとるとか内弟子になりたいなんて人はほとんどいないのではないでしょうか。」, 彰子:「内弟子を取らないとなると、掬水さんと淘水さんのように親子で職人をしている方も多いのですか?」, 淘水さん:「他の人もそうだと思いますが、私は最初から駒職人になろうと思っていたわけではありません。それに私の場合は、仕事の現場や仕事内容を見せてもらえなかったので、もしかしたら積極的に継がせようとは思ってなかったのではないのでしょうか。」, 掬水さん:「天童では内職をする人がほとんどなのですが、専門でやる職人さんでも食べていくのが大変だというのが実情です。なので、自分の後を子どもに継がせたいと思う人は少ないと思います。」, 淘水さん:「すぐにものになるわけではないので、技術を身につけるまでが大変です。私も盛上駒をコンスタントに出せるようになるにはそれなりの年月が必要でした。」, 掬水さん:「以前は親方の下請けといった名前も出ない仕事を何年もして、駒職人として世間の評価を得るまでにとてつもなく長い年月がかかっていたのですが、今ではインターネットがあるので、世間の評価は後からになるとしても、名前だけならすぐ世に出すことが可能です」, 掬水さん:「本名が桜井なのですが、かつて駒づくりを教えてもらっていた師匠に、楠正成ゆかりの地に桜井という場所があり、その楠正成の旗頭が菊水だったためこの名前をつけてもらいました。また、菊の花は自分には華やか過ぎると茶道の先生に相談したところ、手へんのついた菊もあると、掬水になりました。」, 淘水さん:「私は淘水という名前で駒を作っています。私が水という字を使ったのはいいものをすくいあげたいと思ったからです。この名前は私自身も気に入っています。」, 掬水さん:「将棋の駒はもともと型もので、版木があり、創作ではありません。また、現在ではコピーしたものを使うことがあるのですが、私はコピーをしたものに自分の名前を入れるということに違和感を覚えます。『掬水』という名を使う以上、元からあるものをそのまま作るということはしたくありません。私の場合は、字形から自分で作っているのですが、版木に刷るものに鉛筆で加筆するなど、自分らしい文字を駒に描くための工夫をしています。ちなみに、文字の崩し方によっては難しくなってしまうので、なるべく、馴染みのあるものができるよう心がけています。仕事の精緻さ、質的な精緻さ求めるなら、私は既に年齢的に職人としてのピーク過ぎてしまっています。しかし、経験を重ねてきた分、若い頃には見えていなかったものが見えてきていると自負しているんですよ。」, おだやかな語りが印象的な桜井和男さん(掬水さん)。木の素材の話からはじまって、引き込まれるような2時間でした。, 息子の桜井亮さん(淘水さん)もずっといっしょに同席してくれましたが、掬水さんが「あれ、ちょっと持ってきて」と声をかけると、淘水さんが「はい。」と立ちあがるなど、すべてを言わなくても通じる、終始師匠と弟子の息があったところを感じました。, また、今回掬水さんは木地や布、写真など、色々とみせてくれたのですが、中でも印象的だったのは駒を磨くための木綿の布です。「佐々木商店のものがいいんですよ。私たちはいつもこれを使っています」と、お土産にいただだきました。将棋の駒という将棋のための道具を作る職人さんらしく、自分たちが使う道具にもこだわりを感じました。, 今や将棋の駒もネットで簡単に販売できるため、趣味として駒を作る人も多くなりましたが、そんな中プロの駒師として「駒師は書体も決まっていて、それを作るのが仕事だけども、そこに駒師としての自分らしさを出したいと思っています。楽しさというのかな・・。これからもそういうものに挑戦していきたいと思います。」という掬水さんの言葉がとても印象的でした。, 掬水さんの駒は、錦旗の王将でも、少し小さくなっていて、品の良さ、奥ゆかしさを感じるのですが、それはそのためかもしれません。, 最後に、「実はちょっとみてもらいたいものがあります」と、掬水さんがおもむろに出してきたのは、なんと娘さんの作品でした。「世に出してもはずかしくないでしょうか」と聞かれたのですが、とんでもない!思わず恐縮してしまいました。, きっと何年も修行を重ね、「これなら世に出しても恥ずかしくない」と師匠である掬水さんも認める腕になったのでしょう。これから女性駒師としてますますご活躍してもらいたいです(^ ^), 将棋の駒の書体については、将棋駒で9種類の書体を見比べてみようの記事もご参考になさってください。 本黄楊の駒をお安く提供致します。 作者不明天童楷書 本黄楊柾目 桐角箱余り歩1枚4枚目の写真が全てです。王;高さ32.0幅28.0駒尻8.9歩;高さ26.0幅20.3駒尻最大の物7.0最小の物6.3木地は、とても硬く、産地は不明ですが本黄楊で間違い無いです。 最近、知人から5寸盤を譲り受けました。材質は不明とのことです。大雑把に言って、本カヤ、桂、新カヤの3種類くらいしかないと思いますが、私見では、新カヤは色が「黄色っぽくて、明るい色」という印象を持っています。その点では「新 将棋の駒を成ってみました。 ... 将棋彫駒 剣心作 水無瀬兼成 薩摩黄楊 極上根杢 深堀 - Duration: 1:01. tomoxx2001 2,993 views. 天然木の御蔵島黄楊、虎杢が美しい盛り上げ駒です。(植林栽培の黄楊ではなく、天然に自生している御蔵島黄楊の材です。)書体は草書の峰書で、その優雅な流れと盛り上げの力強さが印象的です。一聖工房の一聖師の作品ですが、師の作品はどの作品も非常に丁寧な磨き上げがなされ 駒を識別するため、先が尖った独特の五角形の木片の表裏面に文字が書かれている。本項では将棋の駒の歴史や製作法について記載する。駒の種類については将棋類の駒の一覧を参照。 製品としては将棋駒と呼ばれ、一般には将棋の駒と呼ばれる ★将棋駒の木目★印鑑や櫛や将棋駒には黄楊の「柾目」が使われ、それ以外の木目の黄楊(影水さん言うところの黄楊の奇形)は風呂の薪になっていた。それらの端材として捨… いつつ将棋教室神戸元町校では、子どもたちにより将棋を楽しんでもらうように、書体の異なる9種類の将棋駒をご用意させていただきました。せっかくなので、いつつブログでそれぞれの駒の特徴について紹介させていただきたいと思います(^-^), いつつの将棋駒といえば、第74期名人戦第3局で実際に使用された駒なのですが、こちらは「錦旗(きんき)」と呼ばれる書体で記されています。, 駒づくりは「錦旗」で始まり「錦旗」で終わるというくらい、将棋駒界の中では最もよく知られ、最も親しまれている書体であるといえます。, 江戸時代のお城将棋などで知られる将棋三家の一つである大橋本家に伝わる後水尾天皇の書を、「近代将棋駒の祖」と呼ばれる豊島龍山が筆写したのが錦旗の始まりであると言われています。オーソドックスな書体なので、将棋を指したことのある人なら誰もが一度は触れたことがあるのではないでしょうか。力強い太字にとても風格がありますよね。, ちなみに、他の書体と錦旗を最も見分けやすいのが角行の駒です。「角」の字が小さめに、「行」の字が横長に表現されているのが特徴的です。, 過去のいつつブログで「水無瀬」の起源である水無瀬神宮について紹介させていただいたのですが、水無瀬とは能筆家で知られた水無瀬兼成が発明した書体を指します。ゆったりとしつつも、どこかどっしりと構えたような字体が、徳川家康をはじめとした当時の権力者に好まれたというお話は以前も触れさせていただきました。, 「水無瀬」の駒をよく見ると王将の「王」の字の縦線の太さや「と金」の「と」の字がくるんと丸くなっていることが特徴ですね。, 菱湖とは、「幕末の三筆」と謳われた巻菱湖が完成させたといわれる書体です。流麗な筆致が魅力的で指し手に人気があるといわれる書体の一つです。他の駒との見分け方としては、王将と玉将の違いが玉の有無だけでなく、全く別の書体に見えることが挙げられます。また、「ヒゲつき菱湖」とも呼ばれるように「龍王」や「玉将」、「歩兵」に独特なハネが見られることも特徴的ですね。, 源兵衛清安(げんべえきよやす)は盤駒の専門店も含めて、現在市販されている中では最もクラシックな書体の一1つであるといわれています。ほとんどの駒師が手掛けたことがあるといわれるほどポピュラーな書体ですが、その起源については「江戸時代から伝わる」以外に自明の事実は判明しておらず、ミステリアスな一面も持ち合わせています。, ちなみに他の書体との見分け方は、バランスよく五角形の駒の形になるように、末広がりに文字が描かれていることです。, 「金龍(きんりゅう)」というのは、もともと書体名ではなく駒師の号であったといわれています。初代の斉田小源多という武士から二代目甲賀氏治という武士に「金龍」が受け継がれ、この二代目が作った駒が江戸末期に大流行したといわれています。, 駒字のハネの部分がややツンツンしているのが特徴であるといわれていますが、個人的にはなかなか見分けが難しい書体のような気がします。ただ、武士から始まった書体だけあって、どこか慎ましさの中に緊張感があるような感じがします。, 明治時代の書道の大家であった小野鵞堂(がどう)が完成させた書体とされています。しかし、一説では書道家が将棋の駒銘を書いたのはとても不自然なことであると考えられており、先出の豊島龍山が、鵞堂が書いた手本類などをもとに駒銘にしたのではないかと言われています。, ちなみに「鵞堂」の書体は流れるような筆致が特徴的。特に「馬」という時が他の書体と比べて、より流麗な気がします。, 「淇洲(きしゅう)」の書体の始まりは竹内棋洲という人物です。当時におけるプロ棋士というわけではありませんでしたが、淇洲は八段に推薦されるほどの棋力の持ち主で、将棋だけにとどまらず政治や文学、囲碁や書、漢詩にも長けていたといわれています。もともと淇洲の祖父が、新しい書体を追求していたのですが、志を果たせず亡くなってしまい、その時に書に堪能な孫の淇洲に「将来名人になる人にこの駒を送ること」という遺言を残したそうです。淇洲はおじいちゃんの遺志を達成したんですね。, ちなみに、淇洲の駒を受け取ったのは関根金次郎七段という人物です。その駒を受け取って以来関根七段は勝ち続け、「淇洲」の駒が「関根の出世駒」となりました。, 後に盤駒店「奥野一香商店」を営んでいた奥野一香(店名であり駒師としての号)が、当時駒師と人気を博していた豊島龍山に対抗して、この「昇龍(しょうりゅう)」の書体を改良して、龍山が考案した「錦旗」と同じ書体名で全く別の書体を売り出したとされています。, こちらは書体というよりも、王将、飛車、角行、金将、銀賞、桂馬、香車、歩兵といった通常二文字で書かれる駒の文字が、王、飛、角、金、銀、桂、香、歩と一文字で記されていることが特徴的です。見やすいという理由からNHK将棋トーナメントなどテレビ番組での対局などで使われているようです。いつつ将棋教室の神戸元町校でも、まだ漢字を習っていない未就学のお子さんには、それぞれの文字の違いを認識しやすい一字駒を渡すようにしています。駒の文字が読めないと駒の動かし方を覚えるのも一苦労ですからね。, さて、今回のいつつブログでは色んな将棋駒の書体について紹介してきましたがいかがでしたしょうか。同じ文字が書かれているのに、書体によってそれぞれ違った個性があってとても面白いですよね。, いつつでは、将棋のゲームとしての楽しさ以外にも、歴史や雑学などを通じて将棋の奥深い魅力を子どもたちに伝え、体験してほしいと考えています。, いつつの将棋教室に参加される方もそうでない方もぜひ機会があれば色んな駒を見比べてみて、自分のお気に入りの書体を探してみてください(^-^), 参考:「駒のささやき〜将棋駒の魅力とその世界〜」「将棋駒の世界」(中公新書)/増山雅人著, いつつへのお仕事の依頼やご相談、お問合せなどにつきましては、こちらからお問い合わせください。. 良い駒の見分け方とは?駒師に聞く将棋駒の魅力と駒作りの奥深い世界; 藤井聡太五段、史上最年少での棋戦優勝なるか? 棋戦優勝・タイトル獲得のこれまでの年少記録トップ10 10月18日(日)、深夜。先ほど目が覚めてパソコンをいじっていると、「長さんブログ」なるモノを見つけた。長さんは、時折りこのブログにもコメントを寄せていただいている方で、どこにお住まいか、どのような方かは存じ上げませんが、一度、じっくりとお話を聞きたいと思っております。 1:01. いつつ将棋教室神戸元町校では、子どもたちにより将棋を楽しんでもらうように、書体の異なる9種類の将棋駒をご用意させていただきました。せっかくなので、いつつブログでそれぞれの駒の特徴について紹介させていただきたいと思います(^-^)1. 将棋駒を職人の手造りにより製造し販売。他にも駒木地、根付けの販売も。職人たちが集まったショップ構成により製造直売にて販売。一般的な碁盤店と比較して大変お求めやすい価格で提供。 リアル対局で一番触れる道具 材質 将棋文化検定対策第二弾です。 対局中もっとも触れることになる道具、「駒」。 今回は知っているようであまり知らない、将棋の駒についてお伝えしていきます。 最初は材質から。 黄楊(ツゲ) 駒で使われる最高級の材質は「黄楊(ツゲ)」ですね。 Copyright© I-tsu-tsu Co. Ltd. All Rights Reserved. いつつのオンラインショップ神戸の将棋屋さんいつつでも、天童の駒をとり扱っています。, 中倉彰子 女流棋士。 駒マニアを問わず将棋好きなら誰でも、「いい駒にめぐり合いたい」と一度は思うことがあるはずです。駒を選ぶとき、そんな方々にひとつの目安として活用していただきたいのが、ここに掲げた「駒知識 … 錦旗2. 「将棋を指すなら、良い駒で指したい」「駒を自分で作ってみたい」思っている方も多いのではないでしょうか。そこで今回は、駒作りが体験できるということで「将棋駒研究会」の定例集会に潜入し、駒の魅力などを教えてもらった後、実際に駒作りを体験してきました! 菱湖(... 使い込むことで変化する道具の魅力〜将棋駒職人・掬水さんに駒作りについて聞いてきました〜. 須藤思眞作錦旗島黄楊銀目杢彫将棋駒 使用品 桐製平箱付(k598) 販売終了: 宮松影水作水無瀬島黄楊赤柾盛上将棋駒/使用品 吉田宏介作黒柿駒箱桐平箱(k599) 販売終了: 大竹竹風作三玉昇龍島黄楊孔雀杢盛上将棋駒 使用品 奥山正直作高級桐平箱付(k601) 販売終了 中倉彰子(以下、彰子):「将棋駒はどのように作られるのですか?」 掬水さん:「1本の木を、何枚かの四角い形の板材に製材したものを仕入れ、短いもので4・5年乾燥させます。乾燥させた板材を、今度は四角形から五角形にします。板材は3種類あり、玉将などサイズの大きな駒をつくるもの、金将銀将などをつくるもの、歩や香車など小さな駒をつくるものがあります。例えば王将の駒をつくる途中の段階で木地(将棋駒の土台となる … 潜龍作中村錦旗島黄楊柾目杢混盛上将棋駒 品桐製平箱付(ヤフオク! )は64件の入札を集めて、2020/05/31 22:36に落札されました。 6歳の頃に父に将棋を教わり始める。女流アマ名人戦連覇後、堀口弘治七段門下へ入門。高校3年生で女流棋士としてプロデビュー。2年後妹の中倉宏美も女流棋士になり初の姉妹女流棋士となる。NHK杯将棋トーナメントなど、テレビ番組の司会や聞き手、イベントなどでも活躍。私生活では3児の母親でもあり、東京新聞中日新聞にて「子育て日記」リレーエッセイを2018年まで執筆。2015年10月株式会社いつつを設立。子ども将棋教室のプロデュース・親子向け将棋イベントの開催、各地で講演活動など幅広く活動する。将棋入門ドリル「はじめての将棋手引帖5巻シリーズ」を制作。将棋の絵本「しょうぎのくにのだいぼうけん(講談社)」や「脳がぐんぐん成長する将棋パズル(総合法令出版)」「はじめての将棋ナビ(講談社)」(2019年5月発売予定)を出版。, いつつへのお仕事の依頼やご相談、お問合せなどにつきましては、こちらからお問い合わせください。. 駒組みというのは王将を囲ったり、陣形を整えることで、攻めることではありません。乱戦調の戦いだったりすると序盤は駒組みという基本が通じなかったりもしますが、基本的に将棋の序盤はこの駒組みをするのがセオリーです。 楽天市場:将棋囲碁専門店の将碁屋の将棋用品 > 将棋駒 > 普及木製将棋駒一覧。楽天市場は、セール商品や送料無料商品など取扱商品数が日本最大級のインターネット通販サイト いつつ将棋教室神戸元町校では、子どもたちにより将棋を楽しんでもらうように、書体の異なる9種類の将棋駒をご用意させていただきました。. 将棋の駒について詳しい方 本黄楊 菱湖書体の駒を購入しました。 書体や彫が非常に綺麗です。 中古で17000円ほどで購入したのですが、 玉に作者の名前が入っていない、無銘のものでした。 本黄楊の駒な … 右が御蔵島黄楊の龍光書、 左が中国黄楊赤柾の蜀紅書です。 龍光書の方は駒が大振りで、 蜀紅書の方は幾分小振りです。 びりたんの卓上将棋盤は升目が 幾分狭目ですので、蜀紅書の方が 使い勝手が良い気がします。 駒の厚みの違い。